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Theory Atlas
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EVERYDAY QUESTION

部署が違うと、話が通じないのはなぜ?

開発と営業、本社と現場。同じ会社なのに、使う言葉も優先順位も違っていて、話がかみ合わない。部門ごとの違いは、なくすべきものとしてだけでなく、組織にとって必要なものとして研究されてきました。

この疑問を説明する 3 つの理論

01

コンティンジェンシー理論(条件適合理論)Contingency Theory · Lawrence & Lorsch 1967

どんな場合にも最善の組織はなく、環境などの条件に合った組織の形が成果を高める、とする理論です。変化の激しい環境では、部門ごとに目標や時間感覚が大きく異なる「分化」が進みます。成果の高い企業は、分化の程度が高いだけでなく、それをまとめる調整の仕組み(統合)も強かったとされます。この見方では、話が通じないこと自体より、統合の仕組みが足りているかが問題になります。

コンティンジェンシー理論(条件適合理論)の解説を読む ↗
02

境界物(バウンダリー・オブジェクト)Boundary Objects · Star & Griesemer 1989

立場や専門の異なる集団が、完全に合意していなくても協働できるのは、それぞれが自分なりに解釈しながらも共通に使えるモノがあるからだ、とする考え方です。原典では、標本、記録用紙、地図、標準化された手順などが、異なる関心を持つ人々をつないでいました。部署間で考え方をそろえようとするより、共通に使える書式や図を用意するほうが協力が進むこともあると考えられます。

境界物(バウンダリー・オブジェクト)の解説を読む ↗
03

実践共同体Communities of Practice · Lave & Wenger 1991

学習は、ある実践を共有する人々の集まりに加わり、周辺から次第に中心へと参加を深めていく過程だ、とする視点です。参加が深まるにつれて、技能だけでなく、その集まりでの話し方や価値観、自分は何者かという感覚も変わっていきます。部署ごとに言葉や価値観が違うのは、それぞれが別の実践の中で学んできた結果として説明できます。

実践共同体の解説を読む ↗

ここに挙げた理論は、疑問を考えるための手がかりです。どの理論がよく当てはまるかは、組織や状況によって変わります。

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